夏越の大祓い 2018年

2018年06月15日 20:35

夏越の大祓い

今日金櫻神社で夏越の大祓いで使用する茅の輪の準備が整ったと「茅の輪と、蘇民将来の護符」の画像が送られてきました。

茅の輪くぐりは、正月から半年間の穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願するという意味があります。
基本的に6月30日に行われます。

昨年までは茅の輪くぐりは無かったので、今年は楽しみにしている管理人です(#^.^#)
しっかりと半年の穢れを祓い残り半年を無事に過ごしたいと思っています。

一口メモ:
どうして大祓の時に茅の輪をくぐるのかというと、その由来は、奈良時代に編集された備後の国風土記によると、次のようなことだそうです。

日本神話の中で、ヤマタノオロチを倒した素盞鳴尊(スサノオノミコト)が、南海の神の娘と結婚するために、南海で旅をしている途中、蘇民将来(そみんしょうらい)、巨旦将来という兄弟のところで宿を求めたところ、弟の巨旦将来は裕福であったにもかかわらず宿泊を拒んだのに対し、兄の蘇民将来は貧しいながらも喜んで厚くもてなしました。

その後、再び蘇民将来のもとを訪ねた素盞鳴尊は「もし悪い病気が流行ることがあった時には、茅で輪を作り腰につければ病気にかからない」と教えました。

そして疫病が流行したときに巨旦将来の家族は病に倒れましたが、蘇民将来とその家族は茅の輪で助かったというのです。

この言い伝えから「蘇民将来」と書いた紙を門にはっておくと災いを免れるという信仰が生まれました。
茅の輪も当初は伝説のとおり小さなものを腰に付けるというものでしたが、江戸時代初期になり、大きな茅の輪をくぐって罪や災いと取り除くという神事になった。というのが由来です。