金櫻神社の鎮火祭 こうふ開府500年

2018年11月25日 17:14
金櫻神社の鎮火祭

※今年の鎮火祭は
2018年12月2(日)午前11時より

今回はこうふ開府500年を記念して12月のイベント情報にも掲載されています。
掲載内容としては、「開府500年」をきっかけとして地域の歴史を探して見よう!というイベントになります。
https://www.kofu500.com/event/201812/index.html
一般の方も鎮火祭を見ることが出来ますので、これを機会にぜひ金櫻神社へお越しください。

金櫻神社の鎮火祭について

昭和30年の神社大火以来、この御岳の地宮本地区によって行われている行事でした。
ここ数年は金櫻神社にて鎮火祭の祭事を行うようになりました。

毎年消防団員が中心になり、境内から生竹を切り出し、それで神輿をつくり、神社の向山天狗山に奉納します。そこで富士山に向かって、この御岳の里の太平を祈願し火の神様を鎮める行事です。

鎮火祭の準備は当日まで行われます。
神輿は藁で綯う作業と竹で支柱を作る作業があります。
藁を綯う作業は数日間かけて行っています。

当日は砂、ワカメ、塩、水等が準備されて神事が執り行われます。
境内での神事が終わるといざ天狗山へ。
以前消防団の方は天狗山に登る前、稲積神社(金櫻神社階段途中にある)にお参りをしていたそうです。
天狗山までの道のりは険しくて危険です。手作りの神輿が壊れないように崖を登ります。
天狗山へたどり着くと富士山方面へ神輿を向けます。
この時神輿の角度が少しでもずれると、大風が吹くと言われているので、必死に角度調整をします。
しっかりと角度が決まったら、ここでも神事が執り行われます。

さて、ここまできたら安心と思いきや、下りは登りと別ルートを帰らないとならないので、登りよりも大変なことになります。
神輿が無い分楽ではありますが、一度滑ると止まらないという急斜面を下ります。

山を下って来て、道路が見えるとやっとほっとします。
このような行事を欠かすことなく行ってくださっている方々に感謝しつつ、これからも続けて行って欲しいと思っています。

※画像は2017年12月3日撮影の物です。